静寂の南禅寺 庭園巡り
引続き南禅寺境内から、庭園を巡ります。
水路閣には後々断続的に集団客が現れるのですが、
本坊から方丈はおひとり様が数人だけ。
穏やかな雨音とかすかに感じる鳥のさえずり。
どこか隔たりのある、この神聖な空気感を写真に込めるには知識も経験も足りないのがもどかしい。
敷地の奥には池と疎水の煉瓦。方丈庭園を除き、戦後に整備された庭園なんですね。
こちらが江戸時代、小堀遠州作とされる方丈庭園。
余白を広く使ったスケールの大きい庭園なのですが、
上手くカメラに収まりませんでした。
なぜ写真に撮ろうと思ったのか、心の動きを自身に一度問いかけて、
感情を画に込める意識がないと、成長しない気がします。
水路閣の先、南禅院。
こちらは天授庵。
こんなご時世、行けぬ地の写真や映像を観ることが増えました。
でも、その地にこの身を置くことでしか感じられないことがある。
今は静かに、その時を待つだけ。