深い川は静かに流れる

庭園や建築、自然を求めて 彷徨うひとり旅 相棒はFUJIFILM X-E3

不思議な館でアリエッティを探して

借りぐらしのアリエッティ モデル

明治の大邸宅、岩崎邸庭園

曇り空も相まって異国情緒ありますね。 上野池之端の岩崎邸庭園です。 室内の撮影は平日のみとのことで、遠出できないこの夏休みに行こうと決めていました。 三菱財閥三代目岩崎久弥の邸宅として1896年に建築。岩崎邸庭園と呼ばれていますが、現在の庭園は当…

夏空の清澄庭園

東京、清澄。 庭園散策するには危険な暑さになってきました。今年は在宅勤務や長い梅雨で身体が暑さに慣れていないようです。 ぐるっとパスで入場できます。 tranagi.hatenablog.com

曇りと六義園

六義園好きなんです。 標準画角のレンズしか持ってない今。当初買うなら広角と思っていましたが、写真を撮るにつれて望遠レンズが欲しくなっています。 tranagi.hatenablog.com

美術館で見上げてみれば

以前紹介した東京都庭園美術館より。 部屋の一つひとつで違う照明が好きです。 tranagi.hatenablog.com

三井本館

tranagi.hatenablog.com 三井記念美術館はぐるっとパスで入場できます。

建物も主役、東京都庭園美術館

東京、目黒。 館内の撮影が許される、年に一度の建築をメインとした展示会を待っていました。 東京都庭園美術館。 本館の建築を担当したのは宮内省内匠寮の技師、権藤要吉。皇居や迎賓館赤坂離宮など、戦前には皇室建築の設計を担当する建築家集団がいました…

新治市民の森 森の空気

信仰深いわけではない私ですが、森には神の存在を信じさせる空気があると思います。 花や木はカメラを買ってよく撮るようになりました。 私の写真フォルダはすっかり緑一色です。 tranagi.hatenablog.com

三保市民の森 青と緑

陽射しが差し込む明るい森です。 散策路は思ったよりもアップダウンがあります。 空と緑と。 tranagi.hatenablog.com

最高で最強の「ぐるっとパス」をご存じですか

東京や東京の近くにお住まいの方は、ぐるっとパスをご存知でしょうか。 東京の美術館や博物館を中心に、様々な施設の入場券や割引券が綴られたチケットです。 (関西にも同様のぐるっとパスがあります。) 使える施設は年々増えて、2020年度は使える施設がな…

瀬谷市民の森 夏の訪れ

整えられた道は古道のような雰囲気があります。 木漏れ日のなか、街の音から杜絶された森。 それが住宅街のすぐ側にあるのです。 森を抜けると、そこはひまわり畑でした。 一足早い夏気分。季節は移ろいつつありますね。

にゃんという邂逅

お散歩中、目線を右に向けるとあいつが…! 近づいてきました。 あっち行っちゃうかな? あんた何してるの?とこちらを向いてくれました。 そして先の目線の方向へ消えていきました。 かわいい。

静寂の南禅寺 金地院庭園

京都、南禅寺塔頭の金地院より、金地院庭園です。 白砂の海と、立体感のある植え込みが庭園の奥行きを印象付けます。 中央は仙人が住むとされる霊山、蓬莱山を石組で模しています。 右には鶴島、左には亀島。 亀島。朽ちた幹はそれでいて生命を感じます。 広…

たゆたう

首都圏も緊急事態宣言が明け、1ヶ月半ぶりの通勤。東京都心も人の往来が戻りつつありました。 常ならぬことが起きた世で。自分にいつも通りを課す必要なんてないのです。

新緑、蝉時雨の蔦七沼巡り

5月末というのは、GW明けで例年観光客が多くない時期なので、気候もよく旅行にもってこいの時期です。 一年前(2019年)のこの時期は青森、蔦の七沼を散策していました。 カメラを持つ前だったので、携帯写真ですが何枚かご紹介します。 上の写真は加工して…

日常の中の素敵

世情にかまけて引きこもっていた私も、そのつけが回った身体を嘆いて散歩に出るようになりました。 子どもの頃に見つけて怖いと思っていた森、思っていたよりも小さくて拍子抜けしてみたり。 通ったことないと思っていた道は、かつて車のガラスの向こうに見…

ある間抜けの小田原散歩

旅ブログや旅動画をよく見るのですが、最近は旅欲が増すばかりですね。 その日も、街歩きがしたい、建築や庭園が見たい、 という強い衝動で飛び出したのを覚えています。 やってきたのは神奈川の小田原。 列車に揺られ、バスにまで乗り、目的地の前で立ち尽…

神代植物公園 バラ園と温室

東京、調布の神代植物公園。 以前紹介したのだけど、文章がくどかったので、今回はさらっと写真で紹介。 温室は天気と時間帯の影響で薄暗かったのでいつも以上に光を意識しました。 本当はこれから春バラの季節ですが、2020年春はイベントも中止。 庭園や植…

静寂の南禅寺 庭園巡り

前回は蹴上駅から南禅寺水路閣までたどり着きました。 tranagi.hatenablog.com 引続き南禅寺境内から、庭園を巡ります。 水路閣には後々断続的に集団客が現れるのですが、 本坊から方丈はおひとり様が数人だけ。 穏やかな雨音とかすかに感じる鳥のさえずり。…

煉瓦と無常の南禅寺

京都、南禅寺。 蹴上駅から街道沿いに進むと、煉瓦造りのトンネルが現れる。 粟田口隧道がくぐり抜けるのはかつての鉄道跡。鉄道といっても船を運ぶインクライン。 これから訪ねる琵琶湖疎水は京都の近代化を水運などで支えたのだけど、水力発電もその一つ。…

海が見たくなって

突然海が見たくなるとき、ありませんか。 そういうとき、訪れるのが茅ヶ崎。 いつもは同じ場所から海を見て、それで満足していた。 でも、ここから少し歩けば建物に隠れた富士山が見えるのではと気づく。 カメラは、私の足を少し進ませる。 しかし、誰かが昼…

春はやってくる(氷室椿庭園)

神奈川、茅ヶ崎の氷室椿庭園。 茅ヶ崎には何度か来ていてもここを知らない人は多いのではないでしょうか。 はい、私のことですね。 駅から海へ行くとこの辺りは歩くのだけど、住宅街に入り込んだ先にあるから知らないと辿り着けない。駅からは徒歩で20分ほど…

写真と旅のはなし

東京、調布の神代植物公園。 紅葉を求め、初めて訪れる。 去年の紅葉はずいぶん遅かった。 公園は植物が豊かすぎて、紅葉はまばらだったりするのだけど。 散歩に持ってこいの、穏やかな空間。 この日はイベントで紅葉の足元に色とりどりの花が咲いていた。 …

瑞泉寺と"わびさび"のはなし

一応前回からの続き。ブログ書いてると考えが広がりすぎて、まとめるのが難しい‥ tranagi.hatenablog.com 引き算の美学、日本庭園においても枯山水、石庭はその美学を追及した、まさに日本らしい庭園だ。 鎌倉、瑞泉寺。 地図で見て頂くと分かるのだが、お寺…

相棒のはなし

カメラは買うまいと思っていた。 今目の前にしている光景を丸ごと味わうことが旅行の醍醐味だと思っていたから。 携帯のカメラを多用するわけではない私。 それでも徐々に増えていく携帯の写真。 旅にカメラは本当に必要なのか、考えてから買うまでに3か月…

人との距離、自然との距離

古都、鎌倉。 を訪れた際に感じたこと。(前回の続き) tranagi.hatenablog.com 江ノ電にも乗ったのだけれど、外国人観光客の多いこと、多いこと。 しかし、意外なのは日本人、それも私服の大学生らしき人も多いこと。 前回訪れた一条恵観山荘。近くには竹林…

継承のかたち(一条恵観山荘)

古都、鎌倉。 休日の昼前、鎌倉駅に着くとそこは想像以上の賑やかさで、人だかりから逃げるようにバスへ乗り込む。 今日の目的地は、一条恵観山荘。 外観だけ見ると田舎にありそうなお屋敷だ。 週に一度ほど建物の見学会があるそうなのだが、この日はお休み…

大都会のタイムトラベル(浜離宮恩賜庭園)

東京汐留、海に向かって歩みを進めるとたどり着く浜離宮恩賜公園。 春には梅や桜の名所、訪れた11月某日は紅葉の始まり。 これまた立派な園内の池は海水が引き入れられたもの。 京都には水を用いない庭園が数多くあり、その多くは枯山水という形で水を表現し…

近衛師団司令部庁舎

心の平穏を求めて、東京、北の丸公園。 東京のど真ん中にありながら、そこには広大な森林公園が広がっており、お堀からはかつての江戸城を想像させる。 しかし、東京武道館を横目に、その奥へ歩みを進めていくと、この地のもう一つの歴史をそこに見ることに…

横浜の小京都(三渓園)

心の平穏を求めて、横浜中華街からバスで約20分。 横浜、本牧にある三渓園。 幾度も訪れ、そのたびに感心させられるのは趣のある建築物の数々。 西洋の影響が色濃く残る横浜の地において、京都に訪れたかのように錯覚させられるのもその通りで。 園内にある…